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橋の上で飛び降りた人の遺書を発見した話-発見者の心境を語る

あなたは遺書を見たことがありますか?

何気ない風景の中に紛れた異物。

それを発見した時に起こった、とある日のあ話。

わたしが橋の上で発見したものは…

わたしが、それを発見したのは高校へ自転車で通学している間際のことでした。

今でも覚えてる。

11月30日 朝 7時50分のことを。

いつもの風景に紛れた異物

当時通っていた高校は、朝のホームルームが8時30分から始まるので家から自転車で20分かかるわたしは、その時急いで自転車を漕いでいました。

市と市を繋ぐ橋の上を自転車を押しながら渡っていた時の事です。

橋の中央、川から1番高い場所の欄干の下に揃えられた靴があったんです。

どうしてこんな所に靴が?

周りを車や同じ学生が通り過ぎるなか、どうしてかそれが目につきました。

橋の上に揃えられた靴

それが何なのか、なんて嫌でも分かりますよね。

まさかね…と思いつつ、わたしは自転車を停めてその場所へ近づきました。

想像通り、そこにあったのは遺書でした。

橋の上にあったもの

橋の上にあったのは、

 

擦り切れたボロボロの男性用の白い靴

横に飲みきった缶ビール

靴の中に入った財布

靴の中に入っていた白い紙(遺書)

靴は手すりに向かって丁寧に揃えられ、缶ビールは右側に。

 

財布と遺書は、左の靴の中に入っていました。

財布の中には、

ATMの残高の紙
パチンコのレシート
コンビニのレシート
保険証
ポイントカード
が入っており、お金はありませんでした。

そして遺書…遺書の内容は、

申し訳ありません。
もう生きていくことに疲れました。

先に行きます。

もしこの手紙を発見したらここに連絡してください。

 

●● ●子(女性の名前)
××××-××-××××

 

この時、これを見てしまった当時のわたしの気持ちが分かりますか?

 

まだある意味、擦り切れておらず純粋だった頃です。世間から見たら家族に恵まれた幸せな子どもだった事でしょう。

純粋な、思春期の子どもがそれを見たらどうなるんでしょう。

 

わたしは、自分で思ったよりも多大なショックを受けていました。

 

中の遺書を読んでしまってからは、泣いてしまって周りに人が「どうしたの?」と集まっていたのに気付かないくらい混乱していました。

なんだろう…とにかくショックで「どうして死んでしまったんだ」って思ってましたね。

 

あと、この状況を見て非日常を呑気に笑って見ていた学生に「なんでこの状況を笑える」と怒りすら感じていました。

通行人のおじさんが警察を呼んだ

わたしが動けなかったので、同じくその遺書に目を留めた、朝ランニングをしていたおじさんが携帯で警察を呼んでくれました。

そして遅刻する訳にもいかないので、そのまま携帯を借りて学校へ状況を報告します。

 

警察が来るのは遅いと聞いていたので、おじさんが遺書にあった番号へ電話をしてくれました。

 

電話は繋がらなかったそうですが。

警察が来てからしたこと

警察が到着してからは

✔︎ 発見した時間帯

✔︎ 発見した時の状況

✔︎ 発見者の情報

を聞かれました。セーラー服を見れば近隣の女子高生だと分かりますからね、生徒手帳の確認と名前、電話番号だけを確認されました。

あとはわたしに出来ることはありません。

警察と同時に母親もきた

学校に状況を説明した時に、学校側が家に居た母へ電話をしてくれていたようです。

まぁ、普通ないですからね。遺書を発見するなんて…。

 

母親が到着した時は、安心したのか余計に泣けてきましてねー。

その時抱きしめてくれたのですが、同時に脳裏でこうも思いました。

 

今自分が泣いているのは、ただの偽善なのではないか、と。

警察は泣いているわたしを見て「優しいんだね」と言っていましたが、この涙は優しいから出ているのか?

わたしは自分が他人に対して無関心であると知っています。人が嫌い、とにかく自分を否定してける他人が嫌い。

だから自分を守るために無関心でいる。

そんなわたしが、誰かを想って泣けるんだろうか?

泣いている理由を求めて考えてしまう自分がいました。

今でこそ分かるのですが、あの時わたしは確かに命を投げ出した誰かが無性に悲しくて泣いていたんです。

そうじゃなきゃ、あの瞬時にドバッと出てきた涙の理由がつかない。

考えるより、身体の反応が出たからたぶんそれは真実なんでしょう。

モギたん

今は擦れきれて多分取り乱すことはないでしょう

その後どうなったか

その後は全部警察に任せて、普通に登校しました。クラスの子には何も言ってません。

朝の事を見ていた子には話を聞かれましたが、話を濁しました。

どう考えても、話して気持ちいいものじゃないでしょ

無神経な子だったら、

「あんな状況に鉢合わせた自分スゲ〜」
って面白おかしく話すんでしょうね。

いや、むしろコレが普通なんでしょうか?

わたしには分かりません。

学校帰りの橋の上で見たもの

河川敷には救急車、パトカーが複数止まっていました。川の上にはゴムボートが浮かべられ、長い棒で川底を探っていたようです。

どうやら該当者を朝からずっと捜索していたようです。朝の段階では

え、こんなに浅いのに飛び降りたの?

と思うくらい川の水量が少ない状況でした。
しかし、満潮なら人が溺れるくらいの量になります。だから、草木が生い茂る所に引っかかっていないか確認をしていたんですね。

結末

その後の経緯は警察から知らされる事はありませんでした。

果たして靴の主人か見つかったのか、あるいはイタズラだったのか。

イラズラだった方がまだマシです。こんな迷惑すぎるイタズラがあったら殺意が湧きますけどね!

もしこれを読んでいる方の中に、

死を決意してしまっている方がいるなら、わたしにそれを止める術はありません。

ただ、その死を悲しむ赤の他人がいるかもしれない事だけは、覚えていて下さい。

または、自分が消えた後の事を知り、踏み止まるきっかけになったらいいなと思います。

 

死は重み、消えたあとには何が残る?

 

ではこのあたりで終わりたいと思います。

ありがとうございました。